Y姉の体にいい話⑥木の実
木の実を取り上げることは、早くから決めていました。これを書かなければ、関連する次のテーマに進めません。
なのにグズグズしていたのは、個人的な思い入れ、なが~い前置きを書かないと、主題に入れない気がしていたからです。
どこをカットするか、迷ってばかりで決まらないので、ママヨで書き始めることにしました。どうぞお付き合いください。
実はわたし、血液検査でいつも治療が必要かどうかギリギリの値、長い間経過観察を受け続けてきた『持病』があります。
3か所目の大学病院で4人目の主治医に変わったら、その値はそっちのけで、「コレステロールが高い、薬を飲みなさい」となりました。
薬を飲むのは嫌いな性分、ネットで調べてみたら、中年以上の日本人女性は概してコレステロール値が高いので、日本栄養学会などは上限値を上げることを提案。強硬に反対しているのは動脈硬化学会とあります。次の診察日にそう言ったら、「動脈硬化学会は民主的な学会です。私は評議員です。」オー、なんという不運!!
頸動脈を調べたら主治医の予想に反してきれいだったので、その日は許してもらえたのですが、 次の血液検査でもコレステロール値が高く、「薬を飲みなさい。」
「食事改善で治したいのですが。」と言うと、「食事なんかじゃ治らない。言うことが聞けないなら、よその病院に行きなさい!」いきなり関西のイントネーションで雷がドカン。九州育ちで、荒っぽい言い方に慣れているはずの私もひるむド迫力。
この日、主治医は怒りのあまり、血液検査の指示を出し忘れ。私の方は気づかぬ振りで通院を止めようと決心。次の診察日に、検査結果は当然抜きで、『使う予定のない紹介状』を書いてもらい、にこやかにお別れしました。
長い前置きでした。ようやく本題です。
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こうなった以上、本気で食生活の改善に取り組まなければなりません。
DHAやEPA、盛んにテレビで宣伝していますが、青魚(アジ・サバ・いわし・ブリ)にたくさん含まれていて、コレステロールを下げる効果があります。
一方、イクラや数の子、牛や豚の脂身、バターに多く含まれている飽和脂肪酸はコレステロールをぐんと上げるので、避けるようにします。(⇨表の上をクリックしていただくと大きく、読みやすくなります。)鶏肉は皮を除けばそう悪くはありません。
夕食のメニューは肉と魚が交互、意識して野菜をたくさん食べるようにしました。調理法も揚げるのは極力避けました。
それに加え、新たに木の実を食べ始めました。
中でも毎日欠かさず食べたのはクルミ。必須脂肪酸・ビタミン・ミネラルをたっぷり含んでいます。その昔おいしかった国産のはまず手に入らないので、カリフォルニア産ですが。飽きないように、アーモンドまたはカシューナッツを加えます。
栄養が損なわれそうなので、無油・無塩、煎ってもいない、つまり生のを試してみました。
スーパーで売っているのは小さな袋入りなので、ネットショップで、500gから1㎏入りのを求めます。木の実を扱っている店はたくさんあり、私が試しただけでも20店舗は下りません。
お勧めの店の名前を書けないのが辛いところですが、正直なもので、値段と味は正比例するという気がします。
このほかに、ピスタチオ、ヘーゼルナッツも食べてみました。両方とも煎ったものですが、おいしくて、やめるのが大変。マカダミアナッツはチョコに入ったものを食べたことがありますが、これもよさそうです。
肝心の効果の方は、1年過ぎたところで受けた血液検査で、早くもコレステロールが上限値を悠々と切り、正常と出ました。
あまり早いし、コレステロールの検査ミスは意外に多いと聞いていましたので、半信半疑だったのですが、その翌年、コレステロールだけでなく、Z氏から教えていただいた「サバの水煮缶」で、少し高かった中性脂肪まで正常値になりました。
あんまり嬉しくて、会計を済ませるのを忘れて、家に飛んで帰りました・・・
それから3年、何度か血液検査を受けましたが、コレステロールはずっと正常値を保っています。 木の実さまさまです。
ただ、木の実自体、カロリーが高いので、食べ過ぎはよくないそうです。合わせて一日30g、丸めた手のひらの中ほどに乗るくらいまで、だそうです。と言ってもわかりにくいので、最初だけはご面倒ですが、計っていただきますよう。それをおちょこなり、デミカップなりに移して、次からは目分量になさると手軽でいいかと思います。