北海道グルメ旅２～きっかけ

～「高野山奥の院 想像以上の霊験感じました。名所名勝で深く心をうったのは75年初めてです。日本一周フェリー旅2日目、癌でお世話になった妻へせめてもの慰労10日ツアー。
勝浦温泉に泊まり明日から北上します。和歌山いいですねぇ！」～

ある日、友人からこんな連絡が入った。実はあの「十男」氏からである。大病を克服できたのは奥さんの献身的な看病のおかげだと、そして、50年の道連れに改めて感謝を伝えるための旅とのことだ。日本一周フェリー旅とは豪華！

和歌山にやってきたので筆者を思い出してくれたのであろうこの連絡が、今回の旅のきっかけになった。そういえば、自分たちも今年で50年になるかと遅まきながら金婚式を思いだした次第。そういえば家内は北海道には行ったことがないと言っていたのを思い出した。同時に、自分自身がもう20年以上旅行していない。

思いついたアイデアを娘たちに言うと即賛成。北海道、北陸、九州、沖縄と何処にするか一応は検討。今回の旅の主役は家内、やはり北海道に決定。数日後には旅の準備が始まった。旅慣れた娘たちがまず決めたのが旅行の時期・いつ行くか。林先生なら「今でしょ！」となるかもしれないが、北海道と言えばやはり「初夏」が一番。梅雨時期を避けていく人が多い。娘たちの仕事も考慮して6月中旬に決めた。早速スマホを取り出した娘がフライトの予約をトライする。

昔なら、旅行会社まで出かけて行ってカウンター越しにいろいろと相談するのが普通だった。それがどうだろう。ネット時代の旅行手配は迅速簡単だ。スマホひとつでエアチケット、ホテル、レストランとほとんどの予約が簡単にできる。三日間の大まかな枠組みは二、三日で完了。あとは、現地での移動の仕方をいかに効率よくするかだ。電車、バス、タクシー、徒歩をうまく組み合わせて移動の仕方を決めることになる。

今回の旅の目的はグルメ。従って三日間のランチとディナーをまず決める。次に食事と食事の間の時間に適当に観光を挟み込む。旅行会社にも行かず、パンフレットも見ず、すべて自宅でネットで調べている。さらに、実際に現地を訪れた人によるレストランのクチコミやそのひとたちが作成したYoutubeが参考になりそうだ。

こうして、旅の詳細はすべて娘たちと家内ににお任せ、さあどんな旅ができるか楽しみだ！