宮川直遠
追憶のオランダ(7)親切なお役人

オランダに赴任してすぐの頃、仕事の関係で、ある商品の欧州での登録方法について一般的な話を聞きたくてその管轄の役所を訪ねて行ったところ、下っ端の担当ではなくかなり上席と思われる人物が応対してくれました。こちらは概略の話だけ […]

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しんご旅日記インド編
シンゴ旅日記インド編(その32)インド人の日本観の巻

インドの人と話していると日本を礼儀正しい国、美しい国、四民平等の国と見ているようです 特にビジネスマンは言葉では日本を異常に高く評価しています。 不良品の無い国、生産管理が行き届いている国、完璧な国のように言われます。 […]

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フランスあれこれ
フランスあれこれ(7)垣間見た高齢者共同生活

パリの東西両端に大きな公園があります。西は高級住宅街に隣接するブローニュの森で、緑豊かで高級感あふれる落ち着いた森です。東にはヴァンセンヌの森、極めて健康的で庶民的な森というより広大な公園があります。大きな湖が複数あり、 […]

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荻 悦子
荻悦子詩集「樫の火」より~「比率」

比率   太くない幹があり 高くない所で ふたつに分かれる ふたつの枝が より細い枝に分かれ 若い緑の葉を茂らせている 白い花房がさわさわ揺れている その木の根元から幹へ 幹から枝へ 木が伸びる方向にそって 鉛 […]

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宮川直遠
追憶のオランダ(6)クラーリンゲンのお化け屋敷

ロッテルダム市のほぼ中心のクラーリンゲンという地区に、今なお豊かな森の緑が残り満々と水をたたえたクラーリンゲンプラスという大きな池があります。その水は澄み切ってはいないが、かと言って混濁はしていない植物のタンニンが溶け出 […]

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しんご旅日記インド編
シンゴ旅日記インド編(その31)この国のかたちの巻

この国のかたちといっても、難しい話ではありません。 『国』という言葉の語源がサンスクリット語の『ヌガラ』『ナガラ』にあることを知りました。 昔の国の意味は王様の統治する範囲の土地、王都といったニュアンスだったのでしょう。 […]

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イギリス
コッツウォルズ紀行㉜~偶然見つけたアンティークショップ

1999年に、自ら企画、実行したイギリス自由旅行記「コッツウォルズの歩き方」を掲載しましたが、実はこの旅行についてのいくつかのエピソードや感想があります。随分と昔の話で恐縮ですが、書きためたものをいくつか紹介していきます […]

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イギリス
コッツウォルズ紀行㉛~シャーロック・ホームズ博物館

1999年に、ツアーに頼らず自ら企画するイギリス自由旅行を敢行した「コッツウォルズ紀行」を掲載しましたが、実はこの旅行についてのいくつかのエピソードや感想があります。随分と昔の話で恐縮ですが、書きためたものをいくつか紹介 […]

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荻 悦子
荻悦子詩集「樫の火」より~「紫」

紫   自転車を折りたたんだ 硝子の水差しに水を満たした 人に伝えたいことを思いながら 何ということもない作業を重ねる 短い旋律が湧いてきた 丸く膨らんだ花 大きめの薊の花が色を失っていく 初めは冴えた紫だった […]

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宮川直遠
追憶のオランダ(5)ロッテルダムマラソン

マラソンは今や世界中人気のある競技の一つで、いろいろな都市で大々的な国際マラソンが開催されるようになりました。そのなかでも毎年4月の週末にロンドン・ボストンと相前後して開催されるのがロッテルダムマラソンです。オランダは国 […]

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