家じまい

貰い手の無い置物

奈良の生家の家じまい、今週はシルバー人材が大勢投入されて、家や蔵に詰まっていた家具・家財の搬出が始まっており、中日の明日は作業の様子見に出掛ける予定です。降り続く雨で作業する人達は苦労していることでしょう。

これ迄に親戚の人や、友人 知人に欲しい物が有るなら、何でも持って行ってと声掛けしていたので、見える部分の荷物は少なくなり、先週神棚じまいに行く機会に、それに合わせて、元の取引先のN氏が友人とトラックで登場、大きな座敷机 茶道で使う釜 臼 杵 漆器類 僕の使っていた耕運機を始めとする農機具 ETC.量が多くて一度で積み切れず2往復したとか。

スッカリ物が消え去った後に、誰からも声が掛からず残っていたのが添付の写真。由来は不明ですが多分中国製、僕が物心がついた頃から座敷の床に鎮座していたものなので、おそらく100年近く経っていると推定。 家内はその様な物を持って帰らないでという目つきで冷ややかに見ていました。

どちらも40センチ位のサイズ、テレビを観ながら、木像は何種類かの布と隙間を綿棒で拭いて、最後に薄くワックスを掛けて仕上げ。座像が据わる布団は退色しているので裏返して使用しています。

陶器製の人形(鐘馗?)は、洗剤を使ってブラシで洗うとイカ墨の様な泡立ち、隙間はこれも綿棒で時間を掛けて掃除。遥か昔に生家に到来、長年かけて見る影もない程に汚れを積み重ねていたものですが、この様に綺麗にすると廃棄しなくて良かったと思いますが、さてこれらを我が家の何処に安置するかと思案中です。

山仲春男

Loading

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です