熊野探訪記1.板屋九郎兵衛桜(紀和町板屋)
3月下旬、父の四十九日法要のため帰省した。丁度桜の開花時期だったこともあり、友人に名所を案内してもらうことになった。最近何かと話題のクマノザクラだが、これまで写真で見るだけで実際に見たことがなかった。
早朝まで残っていた雨はすっかり上がり、午後は絶好の花見日和となった。目的のドライブコースは熊野川を挟んだ対岸、三重県南牟婁郡紀宝町から熊野市周辺まで。ガイドは、「丸山千枚田」の定点観測でお馴染みのNORIさん。この日の夕方には、夏の花火大会の試射会あり撮影の予定とのこと。
まず最初に案内されたのは紀和町板屋にある「五郎兵衛桜」だ。満開から一週間ほど過ぎた時だったので一番残っている可能性があるので選んだそうだ。
やはり散り始めていたが、少し小さめの花は初見の私のために残してくれていた。写真ではなくこの目で始めて見た記念すべきクマノザクラとなった。