春の風物詩・本日入荷 2024/03/11
買い物途上で、野菜・水産物のDS店舗周辺の歩道が人で溢れ返って、警官が通行の支障にならない様に歩道の中央を開ける様に整理中でした。
本日が、春を告げる播磨灘のイカナゴの解禁日、悪天候で遅れていたもので、今朝8時ぐらいから水揚げが始まっているそうで、水揚げ港からの情報では、極端な不漁で初セリは、7千円以上になりそうとの事(昨年は3,520円で資源保護の観点から早々に操業中止になった由)
2015年頃から水揚げが急減し、それ以前の五分の一位の漁に落ち込み、近年それが更に減少傾向にあるようで、不良の原因は海水が綺麗に成り過ぎてイカナゴのエサとなるプランクトンの発生が少ないからとの説が有力とか。2015年頃までは、キロ千円以下で買えたのですが・・・・
尚 大阪湾は試験操業の結果、資源保護の観点から、本年の操業中止を早々に決定済のようです。
イカナゴのくぎ煮作りには、根強い人気があり、どうしても買いたい人が長時間待ちを覚悟でパイプ椅子に座って明石でセリを終えたイカナゴの到着を待つ訳です。僕が通りすがった時は、10時半でしたがその時点で並んでいる人は既に7~80人、お店の従業員に聞くと、魚が届くのは早くても12時半過ぎとの事で、店員が長蛇の列の後ろの方の人に「並んで頂いても、どれ位の量が確保できるか解りませんので、売り切れに成って仕舞うかも知れません」と、説明していました。
ふんだんに漁獲が有った頃は、熱心なファンは10キロ以上も原魚を買い込み、生姜 醤油 砂糖を使って調理して、季節の挨拶として知人や親族に送っていたのですが、この漁獲状況では、最早無理でしょうね。
山仲春男