今日の散歩道(266)~カラスノエンドウ

写真では可憐な花に思えるかも知れませんが、田舎の農地で野菜栽培する僕には、この「カラスノエンドウ」は、「ホトケノザ」と並び迷惑度の両横綱です。 種が落ちない様に、気を付けて早めに処置を心掛けているにも関わらず、季節が巡って春先に成ると一面に芽ばえ、逞しく成長して仕舞います、種が何処から来たのか不思議でならず。 春の暖かい陽射しの中で、ツルを伸ばして絡み合い、柔らかい枝葉を広げて花をつけます、草刈り機で除去しようとすると、ツルが回転刃に巻き付いてしまい回転停止、その都度稼働を止めて巻き付いたツルを取り除く余分な作業になります。

このカラスノエンドウは、マメ科ソラマメ属の一年生雑草、地中海沿岸地域が原産で、現在は温帯地域全域に帰化植物として繁茂。

日本へは、シルクロードを経て中国に伝来した物が日本に伝来と言われ、本州以南の畑や道端、空き地など、いたる所に繁茂、花後にキヌサヤの様な鞘(中に10粒ぐらいの豆)を付け、それが真っ黒な色をしてるのが、(カラス)ノエンドウ名の由来とされる。

草姿が、これとそっくりで全体的に小型化した種があり、それは「スズメノエンドウ」と呼ばれ、こちらも十分な厄介者です。

山仲春男

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