ガガイモの綿毛
いつも歩いている多摩川河川敷で珍しいものに出会った。これまで30年以上も見慣れ、歩き慣れていたはずなのにこの日初めて出会った。
春になったばかりで、まだあたり一面枯れた草が一面に残っている。そんな中で奇妙な形のものがぶら下がっていた。何だろうか枯草の茎に、これも枯れた蔓を巻き付けてその蔓に10㎝位の実のような物が半分に割れて、中から白い綿毛が一杯あふれている。どこかで見たことのある光景だ。それはキジョランの実といかにもよく似ていた。そうか、もしかするとこれがガガイモの実ではないか。これまで緑の状態の実物のガガイモも見たことがなかったが、実ではあるがやっと多摩川で出会えたようだ。
数年前に高尾山で拾ったキジョランの綿毛のついた実がこれだ。なぜか、ずっと保存していた。この種を植えてキジョランを育てアサギマダラを飼育でもしようかと一度は考えたこともあったことを思い出した。
(Henk)