荻 悦子
詩~「薔薇の谷」

 薔薇の谷   ひそかに 父の椅子を外して 始まった秋 大きな実がはじけ 鳥が群がる あらゆる方角で 歓声ばかりが大きく 熟れすぎてか 熟れないままでか 実はみずから あらわに皮を剥ぐ どこから取りつくにして […]

続きを読む
オランダ
オランダ点描(20)ジュネーバー

日本の皆さんはこの「ジュネーバー」という名前をあまり聞かれたことはないのではと思います。これはオランダのSoul drinkともいうべき酒の名前なのです。アルコール度数40度の麦類などから作った蒸留酒です。Genever […]

続きを読む
エピソード
あぁ、バレンタインデー

このところのバレンタインデー事情には疎いのですが、洋画を見ていると、その日は素敵なレストランに行って、男女を問わず豪華な贈り物をして、ときにプロポーズと、なかなか派手です。 日本のバレンタインデーの仕掛人がチョコレート屋 […]

続きを読む
しんご旅日記インド編
シンゴ旅日記インド編20 プネの我がアパートの巻

私の前任者が奥様と二人で住んでいたアパートに入りました。 インドでは日本や、タイとはいろんな意味でアパート生活が違います。単身ですので休日は炊事・洗濯・アイロン掛け・床掃除と結構『主夫』仕事があるのです。 スイッチ:『主 […]

続きを読む
コッツウォルズ紀行
コッツウォルズ紀行⑳ブロードウェイ

この村に車で入っていった時、一瞬おとぎの国に迷い込んだような感覚におそわれた。 中世には交通の要衝として栄えたブロードウエイは村名にも由来する幅の広い道路沿いに古めかしいライムストーンの館が並ぶ。軒を連ねる家々は、その軒 […]

続きを読む
荻 悦子
詩~「残響」

残響 投げられた マンドリン 波うち際 胴の中を走る 微量の砂 波のざわめきを割って ゆれあがる残響 硬く厚く 明け方 壁の海図に 亀裂を走らせる いくつもの半島 横たわる湾 砂丘をなぞり 汀をなぞり 見知らない海鳥の影 […]

続きを読む
オランダ
オランダ点描(19)歩道

ハイウェイとか主要道路となるとさすがに石畳とかレンガ敷きのところはありませんが、街なかの普段の生活空間である道路は、特に歩道については石畳・レンガ敷きがほとんどです。ハイヒールの女性とか、足の不自由な老人とかにとっては微 […]

続きを読む
しんご旅日記インド編
シンゴ旅日記インド編19 ガネーシャの巻

お酒のつまみ その21 ガネーシャの巻 インドの神様のガネーシャをご存知でしょうか? 象の顔(頭?)を持つ神様です。ヒンドゥー教の三大神の一人のシヴァ神の息子です。 姿はお腹で出た中年おじさん風で、布袋様のようです。大食 […]

続きを読む
コッツウォルズ紀行
コッツウォルズ紀行⑲ヒドコート・マナー・ガーデン

チッピング・カムデンの高台に建つ館のこの広大な庭は、19世紀初頭に、植物収集家として知られるアメリカ人、ローレンス・ジョンストン少尉が40年の歳月を費やして完成させたもので、20世紀を代表するイングリッシュガーデンと賛え […]

続きを読む
フランスあれこれ
フランスあれこれ(5)黒い腕章で結婚式

50年ほど前のフランスでの話です。パリ駐在でしたが同僚の秘書が結婚することになり、ある週末彼女の結婚式に招かれました。多分5月の初めころの季節だったかと思います、美人の花嫁にふさわしい明るく緑豊かで実に爽やかな絶好のお日 […]

続きを読む