北海道グルメ旅６～MEON農苑（千歳）

MEON農苑（千歳）ガーデンカフェ

今回、金婚式を記念して家族4人で北海道旅行をすることになった。旅の中身はすべて娘たちに任せたところ、観光は二の次にして北海道のグルメを楽しむ旅となった。

羽田空港で朝の便に乗り昼前に新千歳空港に到着後、JRでまずは札幌に向かうと思っていたら次の駅・千歳駅で下車。そこからタクシーで向かったのは、カントリーサイドにある自然豊かな農園のようなレストランだった。その名も「ＭＥＯＮ農苑・ガーデンカフェ」。ここが今回の第一のグルメスポットとなった。

席に案内され注文を終えると、「料理が出来上がるまで少し時間がありますのでよかったら庭を散歩されては如何ですか？」と言われた。なるほど、大きく開かれた窓から見えるのは森の中の庭園だった。お勧めに従って庭を散歩してみると、さまざまな草花や小さな果樹などが育てられていた。

聞くと、ここは春の芽吹きから冬の立ち枯れまで一年中主役となる野の草花で彩られるという。農苑のコンセプトは「支笏湖からの伏流水に恵まれた千歳川のほとりで、野鳥のさえずりを聴きながら、草花や小果樹を育てながら、素朴で豊かな自然の暮らし（衣食住遊）を提案する」ことだそうだ。

そして、朝づみのハーブや小果樹、地元農家からの採れたて食材、旬を彩る四季折々の山菜メニューに使用されるから新鮮そのもの。メニューには、ドイツ製の薪の石窯で焼いた、フランスアルザス地方の郷土料理・フラムクーヘン、タルト・フランベノや各種ベリーによるデザート・ドリンク類など、これまで食べたことのないものばかりで興味深く大満足だった。

ここはまさに、店の言うところの「山川草木の小宇宙」であった。娘たちのグッドチョイスに感謝しながら千歳駅に向かった。

～つづく～