今日の散歩道(240)~ヒメキンセンカ
接近しての撮影です、実際は草丈が低く、花も小さくて精々2センチぐらい、葉っぱや花の感じから、どこかで目にした様な記憶が有る様な印象だと思います。 この植物は別名を「冬知らず」と言い、冬になると小さく黄色の花を咲かせるキク科の小植物です。
日本に江戸時代前に渡来したのが野生化し帰化して、道路脇や花壇の隅っこ等あちこちに自生しており、言わば雑草化しています。 これは「キンセンカ」の原種と言われる植物で、原産地は地中海沿岸地域、地面を這う様に横に拡がって成長して、小輪の花を咲かせて密生しています。 葉っぱには産毛の様な腺毛があります。
仏花用や春の花壇に栽培されて、良く知られているキンセンカは、この原種を元に園芸品種として改良が加えられて、中国 朝鮮半島を経由して日本に移入されたものですが、その時期は「ヒメキンセンカ」より、後世に成ってからの様です。
山仲春男