今日の散歩道(218)~マヌカ

節分があけて、厳しい寒さのこの時期に、その実感は全く有りませんが、暦の上では早くも春に。

この樹が当地に植わっているとは、思ってもいなかったので、実物を目にして感激しました。 遥か昔、出張でニュージーランドに行った時、駐在員に案内されて北島のマオリ族の聖地イーストケープという所に広大な森があって、そこで「マヌカ」が群生して香り高い花をつけているのを目にしました。

マヌカの花は梅に似た花で(径は7ミリ位)冬から早春にかけて咲きます、先住民族のマオリ族が「聖なる、癒しの樹」として特に大切にしている樹で、フトモモ科の常緑灌木です。

その蜜源には、高い抗菌力が有り、「蜂蜜の王様」として知られる「マヌカハニー」と呼ばれ、大変貴重で高価な蜂蜜として、知る人ぞ知るものらしいです。 

小さな葉っぱは、中国のギョリュウの葉に似て、花は梅の花に似ている事から、和名を「ギョリュウバイ(御柳梅)」と称し、近年に成って観賞目的で、日本でも栽培される様に成ったと聞いてましたが、今迄目にした事は有りませんでした。

 

山仲春男

 

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