今日の散歩道(215)~アネモネ

今日から早くも2月、厳寒期のこの時期は、元々咲く花が少なく、一日一花の花探しには苦戦しています。

その様な折、目に飛び込んできたのが、この一際鮮やかな赤い花、近づくとアネモネでした。 アネモネの赤い花の色は「血」と「生命」の象徴とされているそうです。 元来は春の花ですが栽培技術が進み球根の冷蔵処理で、植物に季節感を錯覚させて冬から咲かせる様に成っているようで、その手法は先日咲いていたチューリップと同じ。 近年野菜も季節感に合わない作物が多数店頭に並んでいますが、花卉類も同じ傾向にあります。  チューリップ アネモネ等は本来の季節感を持って眺めるべきもので、無理やり咲かせてこの厳冬期に観賞する事に少々違和感を感じて仕舞うのは自分だけではないと思いますが・・・・取り敢えず撮影。

アネモネはキンポウゲ科の多年草で、ギリシャ語の風に由来し、「風の花」を意味するそうです。 日本には明治初期に渡来し和名は「ボタンイチゲ」それは花姿から付いた名前の様です。 南ヨーロッパから地中海東岸が原産地、各地への伝播は古く巡礼者が関わって伝わった様で、イスラエルでは国花に制定されています。

 

山仲春男

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