今日の散歩道(212)~早咲きの菜の花

今月中旬のNHKローカルニュースで、滋賀大津放送局から季節の歳時記として、早咲きの菜の花の紹介がありました。

12月が比較的暖かい日が続き、降雨も少なかったので、平年より2週間ぐらい早く、年末前には咲き始め、早くも見頃に成っているとの事でした。 場所は守山市の琵琶湖湖岸にある「なぎさ公園」、15千株もの菜の花が植えられています。

テレビの報道で知り、見物に出かけた事がありました。 黄色一色の菜の花の背景に、凍てつく黒い色の琵琶湖が拡がり、対岸にはそびえたつ比良山系の冠雪の山並みが拡がり、そのバランスで幻想的な景観でした。

その景観は近江八景のひとつで、古来から「比良の暮雪」として人気が有ったようです。

この真冬から咲き始める菜の花は、カンザキハナナ「寒咲き花菜」と呼ばれ、葉にチジミのあるチリメン白菜を基にして品種改良された種で、観賞用や若芽を食用として使われています。

毎日の散策路のどこかに、この菜の花が咲いていないかと、先日来目を凝らしていたのですが、今日はそれにめぐり逢いました、この数日の予想外の寒波襲来で菜花は開花を躊躇っている事でしょう。

 

山仲春男

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