今日の散歩道(206)~ロマネスコ
このところ園芸種の花の写真が多いので、野生の草花が何か見つからぬかと畦道に足を踏み入れてみましたが、この時期では何も見つからず、代わりに畑でこれを見つけました。 ブロッコリーかと思って近づくと「ロマネスコ」でした。
可食部分の花蕾の形状は、螺旋状で幾何学的な配置、まるで自然のアート作品ともいえるもので、ユニークな形状から「世界一美しい野菜」と称されるとか、写真を拡大してジックリ鑑賞して下さい。
これはアブラナ科の一種でカリフラワーの仲間、「ロマネスコ」の名前の由来は、イタリア語ローマのブロッコリーという意味からとか。
味は湯掻いた栗やブロッコリーに近く、食感はクワイやカリフラワーに近いもので、少し甘くてほど良い歯ごたえが有ります。
30年ぐらい前に、フランスのブルゴーニュで大規模栽培が始まり、それを切っ掛けに世界に拡がったようですが、日本ではまだ新顔野菜のひとつです。 時々スーパーの店頭に少量ながら並ぶ事がありますが、売価はカリフラワーより5割ほどの高値設定です、カリフラワーとブロッコリーそれぞれの長所を備えた味わいで、私が好きな野菜のひとつです。 機会あればお試しを・・・・。
最近店頭で、薄黄緑色のカリフラワーが並んでいる事があり、一見似てますがそれとは別種です、念の為。
山仲春男