今日の散歩道~オオキバナカタバミ
所用で外出、どんよりとした雲が立ち込めていたのが、雲の切れ目から陽が射し始めたので、近所を散歩。 オオキバナカタバミがケヤキの街路樹を取り囲むように、今年も窮屈な場所で繁茂していました。
寒さ厳しい2月頃、突然青い葉を伸ばし始め、春先に鮮やかな黄色の花をつけ、日中の陽当たる時間だけ開花、今日の様な曇り空では、この様な開花状態です。
この植物は南アフリカ原産カタバミ科の多年草で繁殖力が強く、当初観賞用として導入され、今では世界に幅広く帰化植物として定着しています。日本に観賞用としての導入は1900年頃、それが近年になって一挙に繫殖域を広げています、吹田市で目にする様に成ったのは20年位前から、街路樹の根っこの狭い場所に、
この様に盛り上がるように繁り、花が終わる初夏の頃には地上部はスッカリ枯れて忍者の様に姿を消してしまいます。 この植物と競う様に、帰化したヒメリュウキンカの黄色い花、こちらは花壇や空き地に急速に勢力を競って伸ばしているのが目につきます。私の奈良の田舎では、この2種は未だに定着していません。
山仲春男