本の断捨離
妻から、次のリフォームのための断捨離をするように言われた。まず本箱に詰まっている辞書類をはじめとして残していた本をほとんど捨てることにした。段ボールに詰めると4箱になった。
以前一度大きな断捨離をしていて、部屋の壁二面にびっしりとあった本を近隣の図書館に寄付した。種類は、小説、随筆、パソコン・スマホ関連、郷土史など多岐に亘っていたが、辞典類だけはどうしても捨てられずに残していた。
世界の言葉に興味があったので、海外に行くたびにその国の言葉の辞典を買うようになった。少しずつ数が増えていくうちに集めるのが趣味になり、コレクションはかなりの数になっていった。しかし、実際にページをめくって利用したのはほんのわずかな回数しかない。
今回は、その辞典類をすべて捨てることにした。考えてみると辞典類は、広辞苑をはじめ学生時代から購入したものが多いが、かれこれ30年以上利用していない。因みに30年前と言うと1995年、Windows95がこの世に出たあの年である。それ以来年を追うごとに辞書類は殆どデジタル化されてきた。今は、PCかスマホひとつあれば何でも調べることができる。
さて、段ボール3箱をどうして図書館まで運ぶか考えたが、車はもうとっくに手放してしまっている。タクシーを呼ぶのももったいないしと思った時に、ふとブックオフの広告を思い出した。
ブックオフにネットで申し込むと無料で引き取りに来てくれる。しかも、もし値のつく本があれば買い取ってくれるのだ。もともと捨てるつもりなので査定はいくらでもよい。運送にかかる費用が無料になるだけでありがたい。
というわけで申し込むと、予約した日時に引き取りに来てくれた。そして数日後に査定金額の連絡があった。正直言って最低限1000円は期待していたが、690円だった。古いものばかりで大きなサイズの辞典類が多かったので重量は相当あったはず。紙としての量り売りだったのかなと思える値段がついたので思わず笑ってしまった。
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