新語・難語解説～プロボノ

2025年2月8日 2025年2月8日

プロボノとは、ラテン語で「公共のために」という意味を持つ「pro bono publico」に由来する言葉です。主に法律の分野で使用される用語ですが、他の職業や分野でも使われることがあります。

概要

プロボノは、専門家が対価を受け取らずに、社会貢献や地域社会への支援を目的として行う活動を指します。特に法律の分野においては、弁護士が経済的に困難な状況にある個人や団体に対して、法的サービスを無償または低料金で提供することが一般的です。

目的と意義

1. 社会的貢献
プロボノ活動は、法的サービスを必要とするが、費用が負担できない人々や団体に法的支援を提供することにより、社会的な不平等を軽減することを目的としています。

2. 専門知識の活用
弁護士や他の専門家が自らの専門知識を使って、社会に貢献する機会を得ることで、自己成長や職業的満足感を得られることも意義の一つです。

3. 公共の利益
プロボノ活動は、法律の理解を深めたり、関連する問題に対する意識を高めたりすることで、社会全体の利益につながります。

他の分野でのプロボノ

法律分野以外でも、医療、教育、環境保護などさまざまな分野でプロボノ活動が行われています。たとえば、医師が無料で診療を行ったり、教育者が支援を必要とする学生に対して無償で授業を提供したりすることがあります。

このように、プロボノは専門家が社会貢献を果たす重要な手段であり、コミュニティに向けたサポートの一環として位置づけられています。