十男戯画~マー君 おもい いっしょう
重い1勝 思い一生
「人生には上り坂、下り坂、そしてまさかの坂がある」という格言があるが巨人・田中将大投手を見てそう思う。東北楽天で24勝0敗を置き土産にMLBで活躍、人生上り坂絶頂。しかし帰国後は球威も全盛時に比べ はるかに劣り下り坂。昨年は楽天で1試合登板のみ0勝、そして戦力外となり、まさかの巨人入団。しかし一軍と二軍を行き来しながらも結局2勝あげた。お見事「まさかの坂」だとボクは思う。
9月15日の対DeNA戦(横浜)は苛烈な2位争いの大事な舞台に田中投手は登板した。そしてまさかの好投、巨人・丸選手、キャベッジ選手の超ファインプレーがなければ5~6失点していた。相手投手が最高の出来で敗れたが彼はナインに感謝の言葉を口にした。
私は「日米通算200勝」に関心は正直ない。しかし、よくぞここまで坂をはい上ってきた、その上 感謝の言葉、すごい!と敗戦マー君に人生を重ねている。
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