人声天語4~SNS利用の決め手

団塊の世代である自分の周りの状況をみてみると、年配でも結構SNSを利用しているように思う。自分の撮った写真に少しコメントをつけて発信したい積極的な人はLINEやインスタグラム、更にFACEBOOKを利用している。ITは苦手と決めこんでいる人もいるが、それでもスマホを持つと今やメールよりも便利なLINEを使うようになるようだ。

いったいどれだけの人がLINEなどのSNSを利用しているのか疑問に思っていたところ、丁度新聞に最近の調査結果が出たので紹介しよう。A新聞社が実施したアンケートで次のような結果がでた。()内は2012年のアンケート結果。さて、あなたはどこに入りますか?

SNSを使っていますか?  はい 69%(25%)  いいえ 31%(75%)

使う人は12年前の2.8倍になっていることがわかった。次に使う理由を聞いてみたところ次の結果になった。

使う理由は?
連絡手段として 1136 26.7
友人とのコミュニケ―ション 1049 24.7
さまざまな情報を得る 879 20.7
昔の友人・知人との連絡 827 19.4
ひまつぶし 362 8.5
合  計 4253 100.0

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使わない理由は?
個人方法が洩れそう 409 23.3
使うのが煩わしい 408 23.2
見知らぬ人との交流は不安 343 19.6
使い方がわからない 306 17.4
投稿や広告が信頼できない 290 16.5
合  計 1756 100.0

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使っているSNSは?
LINE 1658 35.0
YouTube 917 19.3
Facebook 715 15.0
Instagram 687 14.5
X(旧Twitter) 686 14.5
TikTok 79 1.7
合  計 4742 100.0

SNSは社会と常につながりを持ち続けるための手段として利用価値がある。言ってみれば井戸端会議である。シニアにとっては元気を保つためにもよいのではないか。災害時の連絡や交通機関の最新情報を共有できるなどのメリットがある反面、フェイクニュースや誹謗中傷の流布、さらに詐欺被害といった問題もある。メリット、デメリットをよく理解したうえで、人との距離をどう置くかの度合いが利用の決め手になりそうだ。

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